牛丼が経済の行方を握っている
端的に言うと、アベノミクスは市場の貨幣量を上げて、 人々の賃金を増やす。
お金に余裕が出た人々は、そのお金を消費しまくる。
結果、市場にお金が周り始め、物価も上がり、 経済が活性化されていく。
そんなシナリオだ。
つまり、物価が増える際には、 自分の給料も増えてなければいけないのだ。
選挙の裏で最早地味になってしまったがつい最近、 牛丼の価格が上がった。
それも、一気に80円上がった。
300円から380円へおよそ、27%増えた。
それに対して、給料も同じくらいあがっているのか?
答えはノーだ。
この指標にあるように、 物価の上昇率に較べて賃金はそこまで上がっていない。
つまり、計画されたモデルが実行されていないのだ。
この状態がこのまま続けば、給料が上がっていないのに、 物価が高くなって、生活が苦しくなるという未来を招くことになる。
このような状態になっているのも、日本の構造的問題を未だに抱えていること。
そして、それらに対して、抜本的な改革が進んでいないことが挙げられる。
つまりは政治頼みになっていて、個人ではどうしようもないと嘆く人もいるかもしれない。
しかし、個人レベルでも実は我々が出来ることはあるのだ。
それは、資産運用や、自分の貯蓄をどこの国に投資しておくかというテーマに関わってくる。
次回以降でそれを掘り下げて書いていきたい。